ハイカラ都市函館
函館の発展は、18世紀末に高田屋嘉兵衛がやってきて、北前船の交易都市としての基盤を築いたことに始まります。そして幕末の開港により、日本最初の貿易港の1つとなったことから、西洋文化がいち早く取り入れられました。
観光客に人気の元町教会群も、そのころ盛んに外国人が来訪し、キリスト教文化を伝えたことによるものです。西洋の食文化が広まったのも早く、函館の老舗レストランの五島軒は、戦前に朝から市民にスープの出前をしていたといいますし、大正13(1924)年には、ヨーロッパから食肉マイスターのカール・レイモンさんが移り住み、市内でハム・ソーセージづくりを始めています。
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